ロケ地紹介:高知編:帯屋町・高知城

このページでは、「海がきこえる」のロケ地の1つである高知県高知市の帯屋町周辺と高知城を紹介します。
説明文の後の「時間」は、「海がきこえる」DVDの該当箇所の時間を基にしています。
「フィルムBOOK」は、「ロマンアルバム エクストラ 海がきこえるフィルムBOOK」(1993年、徳間書店発行)の該当箇所のページ数を基にしています。


高知編が始まる時に登場する高知城の天守閣です。天守閣の北側にある二の丸より撮影しました。
右側に映っているのは詰問で、天守閣との位置関係も作中とほぼ同じでした。
(時間:2分26秒、フィルムBOOK:P11・1コマ目)


はりまや橋交差点を北西側から南東側を向いて撮った写真です。
松野に電話で呼び出された拓が、交差点の横断歩道を自転車で通り過ぎていきました。
ロケハン当時、交差点南東側角には百貨店・高知西武が実在しており、作中でも確認することができます。
土佐電鉄の路面電車が走っているところも同じですね。
(時間:3分36秒、フィルムBOOK:P14・1コマ目)


作中に建物は登場していませんが、金誠堂のモデルになった金高堂です。
里伽子に教科書が届いているはずの金誠堂の場所を聞かれたと、松野が拓に話すシーンがあります。
店内にはスタジオジブリ関連の書籍が置いてあるコーナーもありましたが、肝心の「海がきこえる」に関する本は置いてありませんでした(写真右)。
(時間11分58秒、フィルムBOOK:P34・2コマ目、セリフにのみ登場)


「帯屋町 1st」の看板です。
はりまや橋から帯屋町アーケード街を通り、中央公園に出た所で振り返るとこの看板を見ることができます。
左が正面からの写真ですが、影の付き方が作中のようにはなりませんでした。ですので、影の形が一番近くなった16時頃に撮影しました。拓と杜崎もこれくらいの時間帯にアーケード街を歩いていたと思われます。
日中はパラソルが開いているので作中と同じアングルで写真を撮影することができません。
右の写真がそのアングルなんですが、パラソルが開く前の9時頃に撮影しました。
(時間:12分06秒、フィルムBOOK:P34・4コマ目)


作中では「帯屋町 1st」の看板にハトが止まっていましたが、実際にはそのようなことはありませんでした。
しかし、看板の前を飛んでいくハトの姿はよく見ました。近くの中央公園にハトが沢山いるからです。
写真はそのハトの群れです。


帯屋町アーケード街の内部です。
アーケード上部の形は全くと言っていい程同じです。左右に吊り下げ型の看板があるところが作中と違うところですが。
(時間:12分13秒、フィルムBOOK:P34・5コマ目)


アーケード内を拓と松野が歩いている際、タバコ屋の前を通ります。
実際、高知市内の繁華街ではタバコ屋さんを結構目にすることができます。
写真は、帯屋町アーケード街にあるタバコ屋の中で一番作中のそれに雰囲気が近い野中たばこ店さんです。
(時間:12分18秒、フィルムBOOK:P35・1コマ目)


上で金高堂(金誠堂)は作中に登場していないと書きましたが、実は店外の雑誌コーナーが、拓と松野が立ち止まって話をしていたシーンで眼鏡をかけた男性が立ち読みしていたそれに雰囲気が似ていました。
(時間12分24秒、フィルムBOOK:P35・2コマ目)


拓と松野が里伽子について会話していたシーンで、拓の後ろに映っていた背景です。
「帯屋町」の看板はありませんでしたが、2つの道路標識と斜め格子状のアーケードの天井が同じでした。
道路標識の並び方は作中とは逆になっていて、設置されている位置も違います。
右の写真は拓の後ろに映っていた柱です。看板のすぐ横にあります。
(時間:12分38秒、フィルムBOOK:P35・3〜4コマ目,P37・1コマ目)


拓に蹴りを入れた松野が「じゃあな」と去っていた路地です。
スタッフがロケハンを行なった当時は作中と同じように映画館「ポポロ東宝」と居酒屋「いろはにほへと」があったそうですが、現在では両方とも無くなってしまいました。ポポロ東宝は現在リッチモンドホテルになっています。
右側の建物についている看板が辛うじて当時の面影を残しています。
写真右はポポロ東宝がまだ存在していた頃の写真です(「海がきこえるを歩く」管理人・中島秋則様より拝借)
(時間:12分55秒、フィルムBOOK:P36・4コマ目〜6コマ目)


「ゴールデンウィークになっても里伽子はあのお金を返さなかった」という拓のナレーションが入る時の背景です。
高知城天守閣から見て西側の景色で、はりやま橋や帯屋町アーケード街といった繁華街とは反対側になります。
ロケハン当時よりも高い建築物が増えたようです。
(時間:28分20秒、フィルムBOOK:P74・1コマ目)


はりまや橋です。1998年3月に大きくリニューアルされ、現在は当時の面影がありません。
写真右はリニューアルされる前のはりまや橋です(「海がきこえるを歩く」管理人・中島秋則様より拝借)
(時間:57分35秒、フィルムBOOK:P159・1コマ目)


はりまや橋のすぐ横にある、歩行者用の太鼓橋です。
リニューアルとともに設置されたこの橋にのみ、当時の面影を偲ぶことができます。


赤信号のため、はりまや橋付近で停車している土佐電鉄の路面電車です。
作中に登場する列車とデザインがほぼ同じです。後ろに街路樹がある点も共通していますね。
(時間:57分39秒、フィルムBOOK:P159・2コマ目)


はりまや橋とはままや橋交差点を北側から撮影しました。
信号の位置関係や路面状況、左右の建物、前方に見える山の形など、作中とほぼ同じでした。
道路中央の街灯が増えたこと、はりまや橋交差点の左側にあった高知西武が無くなったことが当時と異なる点です。
(時間:57分46秒、フィルムBOOK:P159・3コマ目)


帯屋町アーケード街周辺には居酒屋がたくさんあり、同窓会の会場もその界隈を参考にしたらしいのですが、残念ながら作中に登場する居酒屋「坂本」は実在しないようで、雰囲気の似たお店も見つけることができませんでした。
せめてもの参考にと思い、居酒屋が並ぶ路地裏を撮影しました。
(時間:61分40秒、フィルムBOOK:P168・1コマ目)


高知大丸地下1階にあるアイスクリーム店・久保田さんです。
作中にアイスクリーム店は登場しませんが、同窓会の時、清水が「大丸のアイスクリームんとこで(里伽子に)ばったり会うてね」というセリフを言います。このアイスクリーム店がロケハン当時に実在していたかは不明です。
「海がきこえる」の原作小説がアニメージュに連載されていた当時、大丸西側出口に別のアイスクリーム店が存在していたとの情報もあるそうです。
(時間:62分54秒、フィルムBOOK:P171・3コマ目、セリフにのみ登場)


小浜が同窓会に遅れてやって来た時、居酒屋「坂本」の手前に「豚太郎」というラーメン店の黄色い看板を確認することができます。ロケハン当時、はりまや橋近くの写真の位置に豚太郎・はりまや店が実在していて、看板のデザインも同じだったそうですが、2008年9月に閉店してしまいました。
写真右は豚太郎・はりまや店とその看板です(「海がきこえるを歩く」管理人・中島秋則様より拝借)
(時間:64分23秒、フィルムBOOK:P174・1コマ目)


帯屋町アーケード街の終点です。
同窓会が終わり、高知城に向かって拓や松野達が歩いていったシーンに登場します。
アーケードの壁に描かれた絵が作中のそれと全く同じでした。
(時間:64分55秒、フィルムBOOK:P176・1コマ目)


山尾が酔っ払ってフラフラになりながら歩いていたシーンに登場する夜のアーケード街です。
東京の繁華街と違い、地方都市・高知のアーケード街は夜になると閑散とします。
左右に吊り下げ型の看板がある点、左側に赤いポストがある点も作中と共通しています。
(時間:65分05秒、フィルムBOOK:P176・3コマ目)


夜の高知城です。
作中では天守閣のみライトアップされていて、追手門は判別するのが難しい程暗く描かれていましたが、実際には追手門もライトアップされていました。
(時間:65分10秒、フィルムBOOK:P176・4コマ目)


天守閣のアップです。
若干異なる点もありますが、作中では実物にほぼ忠実に描かれているのがわかります。
(時間:66分13秒、フィルムBOOK:P178・2コマ目)


同窓会の前夜、東京に会いたい人がいる旨を小浜に告げる里伽子の背景になっていたカラオケセントラルです。
ロケハン当時は作中と看板のデザインが同じだったようですが、現在は大きくデザインが変わってしまいました。
看板の横の窓にだけ当時の面影を見ることができます。
写真右は看板のデザインが変わる前のカラオケセントラルです(「海がきこえるを歩く」管理人・中島秋則様より拝借)
(時間:67分08秒、フィルムBOOK:P180・1コマ目〜P181・1コマ目)

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