ロケ地紹介:山形

このページでは、「おもひでぽろぽろ」の制作において参考にされた山形の風景を、映画のシーン順に紹介していきます。
写真は映画のシーンと出来る限り同じ構図で撮影しました。
撮影時期は2012年6月から8月です。

説明文の後の「時間」は、「おもひでぽろぽろ」DVDの該当箇所の時間を基にしています。
「フィルムコミック」は、「アニメージュ コミックス スペシャル フィルム・コミック おもひでぽろぽろ」(1991年、徳間書店発行)の該当箇所の巻数とページ数を基にしています。


タエ子が乗る「あけぼの3号」が、画面右側(南側)から山形駅に入構してくるシーンです。
撮影時はNTTドコモ山形ビルが出来たため、背後の山形の街並みは見えにくくなっています。
また、画面奥側のホームが、架線柱よりも右側に伸びています。
(時間:39分17秒、フィルムコミック:第2巻P42・1〜2コマ目)


タエ子が電車から降りたのは5番線です。
映画ではちょうどこの辺りで降りたのですが、当時に比べホームが画面左側(東側)に拡張されており、電光掲示板も設置されています。
(時間:39分27秒、フィルムコミック:第2巻P42・3コマ目)


現在の山形駅の様子です。
山形新幹線の開業により駅舎が全面的に改修され、現在は当時の面影がほとんどありません。
(時間:41分34秒、フィルムコミック:第2巻P53・3コマ目)


タエ子とトシオが乗る車が山形駅の駐車場から出発するシーンです。
映画では画面右側にビブレのビルがありましたが、撮影時は撤退して更地になっています。
また、画面中央の十字屋の看板は、映画では文字が漢字ですが、現在はアルファベットになっています。
(時間:42分24秒、フィルムコミック:第2巻P42・1〜2コマ目)


トシオが運転する車は、4車線の羽州街道を北上します。
映画では車道のみでしたが、現在は歩道が設置され、両脇に高い建築物も増えています。
(時間:43分25秒、フィルムコミック:第2巻P59・4コマ目)


赤信号で停車し、トシオが紅花の話を切り出すシーンです。
映画では信号機が横向きに設置されていますが、実際は雪国の山形では縦向きに設置されています。
この交差点は山形市相生町、宮町、薬師町、六日町の境にあります。
(時間:43分59秒、フィルムコミック:第2巻P63・1コマ目)


信号が青になり、車は交差点を右折します。曲がり終えて、車が別の通りに進入してくるカットです。
(時間:44分24秒、フィルムコミック:第2巻P64・1コマ目)


車は馬見ヶ崎橋を渡ります。撮影時、橋は改修工事中でしたが、左側に樹木がある点、電灯が設置されている点は映画の当時から変わっておらず、背後の山の稜線も同じです。
改修工事により、橋の両端にあった石灯篭は別の場所に移動させられていました(写真右)。
(時間:45分03秒、フィルムコミック:第2巻P67・1コマ目)


車越しに見える馬見ヶ崎橋の上流側の景色です。向こうに見えるのは蔵王・・・ではなく、瀧山(りゅうざん)です。
写真右側の白い建物は映画にも登場しています。
(時間:45分09秒、フィルムコミック:第2巻P67・2コマ目)


馬見ヶ崎橋の下流側の景色です。向こうに見えるのは月山・・・ではなく、葉山です。
タエ子とトシオの会話にある通り、秋にはこの河川敷でよく芋煮会が開催されています。
(時間:45分12秒、フィルムコミック:第2巻P67・3コマ目)


馬見ヶ崎橋を渡り、車は山寺街道を北上していきます。
背後の山の稜線が映画でほぼそのままに再現されています。手前の田んぼは撮影時は休耕田になっていました。
(時間:45分20秒、フィルムコミック:第2巻P68・2コマ目)


山寺街道を北上していた車はJR仙山線のガードをくぐったところで右折します。
山形市風間地区にあることから、地元では「風間ガード」と呼ばれています。
現在のガードは映画の当時から拡張されて両脇に歩道が設置され、通行車両の車高制限を無くすために車道部分が掘り下げられています。
写真右はガードの反対側から撮影したもので、車道が掘り下げられたことで、映画におけるトシオの車のようにガードのすぐ下ではなく、少し過ぎたところで右折しなければいけなくなりました。
(時間:47分53秒、フィルムコミック:第2巻P77・3コマ目)


写真左側の道路を車が登ってきます。奥に見えるのは切畑地区の集落で、絵コンテにも地名が明記されています。
田んぼが広がり、中央右寄りに小さな鎮守の森が見えること、その森の右側にも道路があることも映画と全く同じです。
(時間:47分59秒、フィルムコミック:第2巻P78〜79・1コマ目)


高瀬川の支流に架かった橋を車が通過していくシーンです。
(時間:48分25秒、フィルムコミック:第2巻P80・1〜3コマ目)


タエ子の義兄であるカズオたちが、紅花畑からトシオの車が走ってくる道を見下ろしてるシーンです。
谷沿いの道にはガードレールがあり、画面右側の丁字路から紅花畑へと延びる砂利道が分岐しています。
写真では置石の陰になっていて分かりづらいですが、実際に畑へと延びる道は存在しています。
丁字路の奥に杉林がある点も同じです。
(時間:48分54秒、フィルムコミック:第2巻P81・3コマ目)


谷沿いの道を登ってきた車が、紅花畑へと続く砂利道に入っていくシーンです。
左側は谷にになっていて、ガードレールが設置されています。
(時間:48分59秒、フィルムコミック:第2巻P82・1〜3コマ目)


紅花畑へと続く道は、映画では砂利道になっていましたが、撮影時は舗装されていました。
(時間:49分21秒、フィルムコミック:第2巻P82・5〜7コマ目)


紅花畑の様子です。映画と同じように、列に紅花が栽培されています。


黄色い花から赤っぽい花まで、様々な色の花がついています。
そして、タエ子のナレーションで紹介されているように、紅花にはトゲがあります(写真右)。



農作業の合間の息抜きにと、トシオはタエ子を蔵王へのドライブに誘います。
作中の描写から、2人は蔵王エコーラインを通っていったと思われますが、トシオが運転したいた「スバル・R-2」のパワーではエコーラインの急坂はかなり苦しかったはずです。
トシオの車は待避所で後続車に道を譲りますが、実際にエコーラインには要所要所に写真のような待避所があります。
(時間:65分50秒、フィルムコミック:第3巻P24・2〜4コマ目)


蔵王に着いたタエ子とトシオは、絵コンテによると「展望レストラン」で休息しています。
実際に刈田岳山頂直下には「蔵王山頂レストハウス」があり、そこからの眺望は素晴らしいです。
写真左の左側のピークが刈田岳の山頂です。


蔵王山頂レストハウスからの眺めです。
(時間:66分15秒、フィルムコミック:第3巻P26・1コマ目)


御釜をより近くで見るために、タエ子とトシオが斜面を下り始めるシーンです。
(時間:74分25秒、フィルムコミック:第3巻P68・1コマ目)


斜面を下るタエ子とトシオを横からとらえたカットです。
蔵王は火山なので、山頂付近は岩石が転がり、赤茶けた砂礫が剥き出しになっています。
(時間:75分13秒、フィルムコミック:第3巻P73・1コマ目)


斜面を下るタエ子とトシオを前(谷側)からとらえたカットです。
(時間:75分24秒、フィルムコミック:第3巻P75・1コマ目)


再び御釜をとらえたカットです。
(時間:75分49秒、フィルムコミック:第3巻P77・4コマ目)


環境保全のため、御釜のビュースポットには映画と同様に木製の柵が設置されています。
(時間:76分01秒、フィルムコミック:第3巻P78・1コマ目)


御釜を見終えた2人は、蔵王刈田リフト(通称「お釜リフト」)で駐車場へと下ります。
リフトの支柱の形と色は映画のそれと同じでした。
(時間:76分13秒、フィルムコミック:第3巻P79・2コマ目)


蔵王刈田リフトの乗り場です。山形側から御釜を目指す場合、このリフトを利用すると便利です。
値段は片道420円、往復700円です。



映画には山間にある分校が登場しますが、実際に高瀬の奥にある高沢地区には高瀬小学校合の原分校がありました。
(時間:79分11秒、フィルムコミック:第3巻P92・1コマ目)


2003年3月で閉校したため、現在は更地になっています。
在りし日の合の原分校の様子はこちらで見ることができます。



東京へ戻る日、タエ子は高瀬駅から仙山線で仙台に行き、そこから新幹線で帰ることにしていました(映画の舞台である1982年はまだ山形新幹線は開業していませんでした)。
現在の高瀬駅の駅舎は、改築により映画に登場する駅舎とは異なっています。
(時間:112分18秒、フィルムコミック:第4巻P118・1コマ目)


タエ子たちが駅のホームへと出てくるシーンです。
ホームから線路を挟んで反対側に田んぼがあるのは映画と同じです。
(時間:112分23秒、フィルムコミック:第4巻P118・2コマ目)


高瀬駅のホームです。背後の山の稜線、画面右側の樹木、ホームの端に設置された停止位置目標など、ほぼそのまま映画で使われています。
(時間:112分28秒、フィルムコミック:第4巻P119・1コマ目)


一旦は東京へ帰ろうとしたタエ子ですが、高瀬駅の隣の山寺駅で引き返します。
タエ子を乗せた仙台行きの上り列車が山寺駅に進入してくるシーンです。
(時間:115分24秒、フィルムコミック:第4巻P133・1コマ目)


タエ子が仙台行きの上り列車から山形行きの下り列車へと乗り換えるシーンです。
ここもほぼそのまま映画に登場します。
(時間:115分33秒、フィルムコミック:第4巻P134〜135・1コマ目)


高瀬駅に戻ったタエ子が公衆電話へ駆け込むシーンです。
駅舎は変わりましたが、公衆電話の位置と背後の山の風景は同じです。
(時間:116分08秒、フィルムコミック:第4巻P137・1コマ目)


高瀬のバス停で山交バスが停車しているシーンです。
「おもひでぽろぽろ」山形編の舞台である1982年当時は赤とピンクを基調とした写真左のようなバスが走っており、
映画にもこのカラーリングのバスが登場しています。もっとも、車種は当時と現代とで違っています。
現在の山交バスは写真右のカラーリングが主流となっており、写真左のようなリバイバル塗装車は滅多にお目にかかれません。
(時間:116分34秒、フィルムコミック:第4巻P138・3コマ目)



映画に登場する山交バスの行先が「高沢」になっていましたが、高瀬地区の一番山奥に高沢という集落があり、
この路線の終点になっています。
現在、この路線は山交バスではなく山形市のコミュニティバスとして運行されています。
写真左上は終点・高沢のバス停、写真右上は高沢の集落、下の2つの写真はコミュニティバスの車体です。


山交バスが、高瀬のバス停から高沢方面へ走っているシーンです。
先述の通りピンクと赤を基調としていますが、車体中央に白いラインが入っています。
ピンクはさくらんぼを、赤は紅花を、白は蔵王の樹氷を表しているそうです。
(時間:116分45秒、フィルムコミック:第4巻P139・2コマ目)


タエ子がバスから降りてくるシーンです。
(時間:116分56秒、フィルムコミック:第4巻P139・4コマ目)


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