| 登場人物 | |
| 〈風の谷〉 | |
| ナウシカ | 本作の主人公。風の谷の族長・ジルの一人娘。自然を愛し、人々の忌み嫌う腐海の蟲達とも心を通わせることができる。知的好奇心が旺盛で、腐海をよく散策し、地下室では腐海の植物を研究のため育てていた。そして、誰よりも早く腐海の浄化作用を見抜くことになる。剣術の腕前もかなりのもので、父親が殺された際はトルメキア兵を相手に大立ち回りを見せている。風の谷がトルメキアに制圧された後、人質としてペジテに向かう。そこで風の谷が王蟲の大群に襲われることを知り、囮にされていた王蟲の子とともに群れの眼前に降り立ち、身をもってこれを阻止した。16歳（*ロ、東パ、大パ）。 |
| ジル | 風の谷の族長でナウシカの父親。腐海の毒に身体を冒され、寝たきりになっている。風の谷が攻められた際、トルメキア兵によって殺される。50歳（*ガ、東パ、大パ）。 |
| 大ババ | 齢100歳を超えると言われる盲目の老女。風の谷一族の語り部的な存在で、大海嘯や「青き衣の者」の伝説を言い伝えている。 |
| ユパ・ミラルダ | ジルの親友でナウシカの師。辺境一の剣士としてその名を知られており、腐海の謎を解くために各地を旅している。父を殺されたナウシカがトルメキアの装甲兵に斬りかかった際、身をもって仲裁に入り、ナウシカの乱心を鎮める。また、ペジテのブリッグに乗り込んだ時は、その巧みな剣術で1人で船内にいるトルメキア兵を制した。45歳（*ガ、東パ、大パ）。 |
| ミト | 城オジ5人衆の1人で、リーダー的存在。ユパの良き相談相手。風の谷がトルメキアに制圧された後、人質としてナウシカに同行する。ガンシップの操縦に長けており、物語後半ではトルメキアのコルベットを撃ち落とし、風の谷に王蟲の大群が押し寄せていることを知らせるなどの活躍を見せている。40歳（*ガ）。 |
| ゴル | 城オジ5人衆の1人。陽気な性格でよく笑う。風見を仕事としており、トルメキアの巨大船が谷に墜落する夜、風の異変を察知していた。風の谷がトルメキアに制圧された後、人質としてナウシカに同行する。 |
| ギックリ | 城オジ5人衆の1人で、5人の中で1番の長身。のん気な性格で、腰痛に悩まされている。風の谷がトルメキアに制圧された後、人質としてナウシカに同行する。 |
| ニガ | 城オジ5人衆の1人。あわてない性格で、人質としてナウシカに同行した際、バージの操縦を受け持つ。また、トルメキアの戦車を乗っ取った際も、戦車の操縦を受け持っていた。 |
| ムズ | 城オジ5人衆の1人。むずかしい顔をしている。風の谷がトルメキアに制圧された後、人質としてナウシカに同行する。 |
| トエト | 風の谷の若い女性。母親になったばかりで、ユパに自分の子供の名付け親になってくれるよう頼む。 |
| 少女A | ナウシカが風の谷を出発する際、ナウシカにチコの実を渡した赤い服を着た女の子。ラストで「姫姉さま真っ青な異国の服を着ているの」と、盲目の大ババに王蟲の金色の触毛の上を歩くナウシカの様子を伝えていた。 |
| 少女B | ナウシカが風の谷を出発する際、少女Aとともにナウシカに駆け寄った緑色の服を着た女の子。ラストで「まるで金色の草原を歩いているみたい」と、盲目の大ババに王蟲の金色の触毛の上を歩くナウシカの様子を伝えていた。 |
| 少女C | ナウシカが風の谷を出発する際、少女Aとともにナウシカに駆け寄ったオレンジ色の服を着た女の子。 |
| 少年A | 少年Bに合言葉を要求した青い帽子を被った男の子。 |
| 少年B | ユパや城オジ達に、森に胞子が残っていたことを伝えに来たオレンジ色の服を着た男の子。 |
| ナウシカの母 | 回想シーンにのみ登場。ナウシカが幼い頃に病死している。 |
| 〈ペジテ〉 | |
| アスベル | ペジテ市の王子。ラステルの双子の兄。ペジテを占領したトルメキア軍に復讐するため、ガンシップに乗ってバカガラスを撃ち落とす。しかし、コルベットで反撃され、ガンシップは撃墜。腐海に不時着し、蟲に襲われているところをナウシカに助けられる。16歳（*ガ）。 |
| ラステル | ペジテ市の王女。アスベルの双子の妹。風の谷に墜落したトルメキアの大型船に虜囚として乗っていた。同船で輸送されていた巨神兵のことを気にかけながら、ナウシカに看取られて息を引き取る。16歳（*ガ、東パ、大パ）。 |
| ペジテ市長 | ペジテの市長。掘り起こした巨神兵で腐海を焼払おうと計画していた。蟲を使ってペジテを占領しているトルメキア軍を全滅させ、巨神兵を奪還するために王蟲の大群を風の谷に誘いこませようとした。40歳（*ガ）。 |
| ラステルの母 | アスベル、ラステルの母。蟲に風の谷を襲わせるペジテのやり方を否定し、ブリッグに監禁されていたナウシカを解放する。37歳（*ガ）。 |
| ペジテの少女 | ラステルの母に協力し、身代わりとなってナウシカを解放する。 |
| ペジテ市民A | 囮の王蟲の子を吊るした飛行ガメに乗り、王蟲の大群を風の谷に誘導した男。作戦を成功させようとするあまり、飛行ガメに近づくナウシカを敵だと思い込んで狙撃を強要する。 |
| ペジテ市民B | 囮の王蟲の子を吊るした飛行ガメに乗り、王蟲の大群を風の谷に誘導した若い男。狙撃を担当していたが、ナウシカが飛行ガメに飛び移る際、彼女にラステルの幻影を重ね合わせ、怯んでしまう。 |
| 〈トルメキア〉 | |
| クシャナ | トルメキア帝国の辺境派遣軍司令官。ヴ王の第四皇女。巨神兵を奪うためにペジテを攻略し、さらには風の谷も制圧した。女性でありながら甲冑に身を固め、冷静な判断力で軍を統率する。過去に蟲に襲われて左手を失っており、そのため腐海や蟲を忌み嫌っている。巨神兵を使って腐海を焼き、蟲を殺して人間の世界を取り戻す野心を抱いている。25歳（*ロ、ガ、東パ、大パ）。 |
| クロトワ | トルメキア軍の参謀。クシャナの副官として風の谷にやってくる。平民出でありながら上昇志向の強い野心家。クシャナ不在の間、風の谷のトルメキア軍を統率していた。27歳（*ロ、ガ、東パ、大パ）。 |
| ※出典 *ロ…「ロマンアルバム・エクストラ61 風の谷のナウシカ」161-169頁 *ガ…「アニメージュ増刊 映画 風の谷のナウシカ GUIDE BOOK」34-35頁 *東パ…東映版パンフレット 24-25頁 *大パ…大映版パンフレット 14-17頁 |